初めまして、芹沢ヒノキです。このブログを読んで下さり、ありがとうございます。
「のうてんブログ」は、行政書士補助者として学んだこと・経験したことの記録。
テーマの中心は農地転用です。
この記事では、自分のことを詳しく話そうと思います。
行政書士の補助者として、10年近く勤務していました。現在は退職しています。
このブログを読んでくれる方、全員に向けて。
上記について、自分の想いや考えをお話します。
補助者としての勤務経験について
どんな仕事をしていたのか? 下記が主な担当業務です。
- 農地転用(農地法申請)
- 産業廃棄物収集運搬業許可
- 建設業許可(主に更新と決算変更届)
- 入札参加資格申請
- 古物商許可
このブログでは農地転用のみがテーマですが、産廃の仕事も好きでした。
産廃は「楽しみながら」。農転は「苦しみながら」やっていました😂
未経験で飛び込んだ行政書士補助者の仕事は、知らない世界につながっていました。
たくさん学び、貴重な経験を積み、人間的にも大きく成長できたと(自分では)感じています。
「行政書士の補助者」について知りたい方へ、こんな記事も書いています。
ブログを始めたきっかけ
ブログを書こうと思ったきっかけは3つあります。
- 自分の備忘録
- 農地法の申請をする人・したい人を応援したい
- 行政書士業務について、知ってもらいたい
たくさん学んだことを、このまま忘れていくのはもったいない。無駄にしないためにできることを考え、ブログを始めることに。
テーマの中心を農地転用にした理由は、次章で説明します。
3の「行政書士業務を知ってもらいたい」気持ちは、働いていた当時から。
ある日、行政書士のことをよく知らない人に言われた言葉。
悔しさがこみ上げたあの瞬間を、忘れることができません。
料金表を見て、「報酬が高い」と思う人は多いと思います。
行政書士の仕事は、楽でも簡単でもない。
行政書士の報酬は、決して高くない。
それを、もっと多くの人に知ってもらいたいのです。
「農地転用」を取り上げる理由
なぜブログのテーマを農地転用にしたのか、少しだけ話をさせてください。
補助者として就職し、最初に任されたのが農地転用でした。
それから300件以上の農地法申請を経験。自分なりの手法を身につけるまで、とても長い時間がかかりました。
というのも、農地転用に関する情報がとても少なかったのです。法解釈や判例など、専門的な記事は見かけるものの、実務に関する情報はない。
わからないことだらけで、いつも手探り。不安で逃げたくて、胃が痛む日々でした。
そんな経験から、「自分と同じように農地法申請で悩む方へ、役立つ情報を伝えたい!」と考え、その思いがブログのテーマになりました。
お願い:記事を読む前に
ひとつだけ、ご留意いただきたいことがあります。
それは、このブログの情報は、農地法申請の許可を保証するものではないということ。
市町村によって独自の見解や審査があり、必要書類も異なる。また、それぞれの案件ごとに事情も違います。
それでも、きっと解決の「ヒント」を伝えられると信じています。
自分がここで書く内容はすべて、偽りのない実践記録。
許可を得るために自分がしてきたことを、事実として、自分の言葉で書いています。
すべての農地法案件に通用する解決法ではないけれど、
- 一人でも多くの方の悩みが解決されること
- 新しく農地転用に参入される先生の背中を押したい
上記を目標に、記事を書き続けたいと考えています。
ノウハウを公開することについて(自分の想い)
農地転用については、実務的なやり方を公開しています。それが農地法申請で悩む方の解決につながるからですが、当初は迷いました。
ノウハウを公開するのはいかがなものか?
経験や努力を重ねてこそ、得られるもの。
自力で頑張り経験を重ねてこられた先生方に対して、失礼だろうか。迷惑はかからないか?
考え抜いた末の結論は、「ノウハウを公開しても、経験豊富な先生方への影響はきっと極小」。
理由は「ノウハウがわかっても、簡単にできるものではない」から。
このブログを読み、「農転を行政書士に頼もうと思ったけど、自分でできそうだな!」と思う人がどれだけいるでしょうか。
新人の行政書士先生が、これを読んで「農転に参入しよう!」とした場合も同じ。
その決意は決して気軽なものではないはずです。
「農転もたくさんの知識や経験がいるんだなぁ」と身が引き締まり、背筋が伸びる思いではないでしょうか。
またノウハウを公開することで、報酬の正当性(行政書士の報酬は高くない!)も伝えられると考えています。
「行政書士の報酬は高くない」ことを知ってほしい
「報酬の正当性を伝える」ことに、自分がこだわる理由は2つ。
- 依頼主に納得して報酬を払ってほしい
- 行政書士事務所の値下げ合戦に未来はない
パソコンで書類作るだけで、こんなに報酬が高いの?と思っている依頼人もいます。
そんな方に、「これだけ色々やってくれてたんだな!」と納得して、気持ちよく支払いをしてもらいたい。
そうでないと、依頼人のことを想って奔走する先生方は報われないから。
そしてもう一つ。値下げをすると仕事は取れるけど、それは最後に先生の首を絞める。
職員も雇えないし、雇っても給料を上げられない。
「一番儲かっている事務所は、一番高い報酬にしてほしい」。
偶然見つけた、とある行政書士事務所ブログの一文です。切実な思いが刺さります。
もちろん、報酬を下げずに成功されている先生もいるし、行政書士事務所がみなブラックというわけではありません!!
ただ、働いていると肌で感じるときがあります。
報酬料金だけで勝負が決まることがあると。そしてそれが質の低下につながっている、とも。
現状を変えていくためにも、行政書士の仕事やその価値を伝えていくことが大切だと考えています。
「補助者」を辞めたその後
補助者の仕事を辞めた現在は、主にブログを書いて過ごしています。
ほかの道も広げたいと模索中なので、有益な情報に出会えたら共有したいと思っています。
退職後に失業手当をもらいながら、パソコンの資格や簿記2級を取得しました。そこで得られた情報についても、ブログで公開しています。
コメント