これからMOS試験を受験される方へ。
自分の体験に基づき、下記についての情報をお届けします。
- 当日の様子(流れや会場について)や注意点
- 持ち物(持ち込めるもの)
- 試験の難易度(試験内容)や時間
- 合格発表
※自分が受験したのは「全国一斉試験」です。下記2つを同時受験。
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2016
- マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2016
受験日:2020年10月18日(日)
(MOS試験は筆記が無く、すべてパソコン操作の試験です。)
【受験票】試験時間や必要なもの
これは自分の受験票です。受験票は、試験日の2週間前にはがきで届きます。
【注意点!】受験票に ID・パスワードを控えておく
画像を見て頂くとわかるように、受験票に「受験者ID・パスワードの控え」を書き込むところがあります。
これ、絶対に書いていってください!!
試験開始のとき、このID・パスワードでログインします。
試験をする部屋(教室)に、カバンは持ち込めません。カバンはロッカーに預けて
- 受験票
- 当日手渡される受験マニュアル
のみ持参した状態で入室。筆記用具やメモも持ち込めません。
【持ち込み禁止について】飲食物は?参考書は?
受験票の右下に書かれた【持込禁止物】には、「飲食物」と「参考書」も。
2科目受験のため、9:30~13:00まで会場にいることになります。
その間、水分補給はできないのか?
心配しつつ、ペットボトルのお茶とエネルギーゼリーを持参。
実際は、試験教室の外に休憩スペースがあり、そこで試験前後の水分補給は可能でした。
参考書も同様。休憩スペースにいるときは読むことができます。
腕時計の持ち込みも禁止ですが、パソコン画面に残り時間が常に表示されるので心配いりません。
【試験会場】交通アクセスや会場の規模
全国一斉試験で受験すると、申し込みの時点では会場がどこになるかわかりません。
地域は選択できるので、「〇〇市」というざっくりした場所の指定に…。
会場へのアクセスや試験時間など、受験票が届くまで不安があります。
まず会場の場所について。
申込者の住所や人数などを勘案して割り振るので、公共交通機関で行ける会場であることは確か。
実際、受験票にも「交通公共機関を使って来るように」との指示と、アクセス方法が記載されています。
次に会場の規模について。
自分は、大学の情報室などを想定していましたが実際には民間の小さなパソコン教室でした。
試験室も小さく、パソコンは壁を向いて配置された6台のみ。1科目目の受験者は4名、
引き続いて2科目目も受験したのは、自分を含めて2人だけでした。
会場の場所が事前にわからず不安な方へ。
随時試験では会場を選択して申し込むため、場所や試験時間が事前にわかります。
そちらも検討されてみてはいかがでしょうか?
自分も随時試験にしようか迷いましたが、該当する会場の試験時間は夕方スタート。
さらにWordとExcelの受験日が別々。
スケジュールが嫌で全国一斉試験に賭けてみました。
(希望する午前中スタートの日程だったので、結果良かったです。)
会場入り~試験スタートまでの流れ
会場へは原則、公共交通機関で来るよう指示があります。
良くないと思いながらも、コロナが心配で家族に車で送ってもらいました。
会場の駐車場に入ると、自分と同じように家族に送迎してもらっている受験者が。
係の方が出てきて「〇番に停めてください」と指示してくれました。
会場の小さなパソコンスクールに入ると、応接室のような部屋に通され、マニュアル(試験上の注意点が書かれた用紙)を渡されます。
試験開始までは、それを読みつつここで待機。
マニュアルと受験票以外は試験室に持ち込めないため、すべてロッカーに預けます。
試験会場の様子(試験開始は各自)
入室すると、それぞれ指定されたパソコンの前の席に座ります。受験者は4名。
画面は起動された状態で、
- 試験を開始するための受験者ID,パスワードを入力
- 受験する科目を選択
完了した人から、順に試験監督者のID・パスワードを入力してもらいます。
入力が済んだ人から、試験に関する説明画面を読み、試験を開始。
一斉スタートではないため終了時間もばらばらになります。
試験がスタートすると、画面に表示された制限時間がカウントされます。
残り時間が減っていくので、それを確認しながら問題を解いていきます。
Word 試験内容と感想
試験内容は、全員違うと聞きました。仕切りがあるので、他の受験者の様子はわかりません。
自分の試験に出たものを挙げます。
- 画像・図形の挿入、オブジェクトの配置
- テキストの挿入
- ワードアート
- 箇条書き(番号の振り直し)
- 置換
- 脚注(文末脚注に変換)
- フッダーの挿入
すべて模擬試験で出題された内容。解き方がわからない問題は出ませんでした。
【試験の難易度】本番はFom出版の模擬試験より易しめ
Fom出版の模擬試験で対策している人に朗報。本番は1タスクに1つの指示のみでした。
模擬試験だと複数の指示があるので、やり残しのうっかりミスが心配。
でも実際の試験は1つの課題に集中できます。
また模擬問題だと7,8ページにわたる文章から、対象の文を探す指示があり、
時間内に探せるか心配でした。
でも本番は6つのファイルのすべてが、2ページの構成。探しやすいです。
(それでも緊張していたからか、探すのに苦労した一文があり、検索機能を使って対応した問題も。)
さらに。模擬試験で出題されまくっている「オブジェクトの配置」。
これも1問のみでした。
問題をすべて回答した時点で、残り10分弱。
模擬試験のときは15分以上時間が余るので、本番は回答に慎重になっていたようです。
※Fom出版の模擬試験 については【MOS試験対策】おすすめテキスト・問題集を紹介で詳しくまとめています。
Excel 試験内容と感想
Excelならではの、思考力を問う問題に関数があります。得意不得意が分かれる分野。
出題されたのは、
- シンプルな合計と平均
- IFとCOUNTIF
その他はこんな内容。
- スパークラインの作成
- グラフの編集(データを付け加える、縦軸と横軸の入れ替え)、
- 条件付き書式
- テーブルのデータ抽出、スタイルの変更、文字列に変換
模擬試験とほぼ同じような問題。難しく感じるものはありませんでした。
Wordと同じく、1タスクに1つの指示。
Excelも、回答後の残り時間は10分強でした。
【合否の結果】その場でわかる。試験結果レポート
試験が終了すると、画面上に得点と合否が表示。
試験官が「試験結果レポート」を印刷し手渡してくれます。そこには
- 自分の点数
- 最低合格点数
- 結果(合否)
- セクション分析(各分野の正解率)
が表示されています。
参考までに自分の試験結果レポートを掲載します。
【2科目・同時受験】時間繰り上げの可能性アリ
予定では、Word試験終了 → Excel試験開始まで20分ほど休憩時間。
ですが2科目受験は2人のみ、しかもExcel単独で受験する人はいない。
そのため試験監督から
と提案が。
皆、早く帰りたいんですよね!全員意見が一致し、早く始めることになりました。
最初のWord試験も予定より早く終わっていたので、
結局、Excel試験が終了したのは12時半。(予定より30分早かった!)
試験の進行は、実施機関にある程度の裁量権があるようなので、会場によっては時間の繰り上げなどで
スケジュールが受験票と変わる可能性もありますよ。
【気になったこと】試験時のパソコンと自分のパソコンの違い
試験時のパソコンと家で使うパソコンとでは、当然違うところが…。気づいたところをまとめます。
- キーボードが固いので、強めにたたかないと反応が悪い
- デスクトップパソコンだったので、普段のノートパソコンより問題が見やすい
- 画面に表示されるリボンに違うところがある
3について補足。挿入タブや数式タブなど、自分のパソコンでは表示されるのに、
会場のパソコンでは隠れているボタンがありました。
例えば、自分のパソコンだと「ヘッダーとフッター」のタブが表示。それに対して会場のパソコンでは、そのタブが無く「テキスト」タブから探してくる、というような感じです。
皆さんが使うパソコンもそれぞれ、試験時のパソコンも会場次第ですが
普段のパソコンと若干、仕様が違うことを頭にいれておくと〇。落ち着いて対処できるはず。
今回の内容はすべて自分の体験レポートです。
会場の様子や、試験内容などは皆さんの状況とは違うところもあると思いますが
試験の流れや注意点など少しでもイメージできるところがあれば嬉しいです。
これから受験される方の良い結果を祈っています。
【MOS試験対策】合格するまで実践した試験対策・勉強法
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