申請地について確認しておきたい情報について、今までいくつかお伝えしました。
そのなかでも、現地を見なければわからないのは、
- 無断転用していないかどうか
- 排水先がどうなっているか
という点だと思います。
100%確実ではないですが、ある程度その情報をパソコンですぐに収集できるのが、
グーグルアースです。
また、実際に現地に行く際、場所が分かりにくい場合もありますよね。
そんなときにも、グーグルアースでチェックしておくことで、現地や付近の様子を把握しておくことができます。
この記事ではグーグルアースとは、またその活用法についてまとめます。
グーグルアースとは、その優れた点について
場所を検索すると、土地や建物を立体画像で見ることができるシステムで、
バーチャルな地球儀というイメージです。
そのすごいところは、やはり3D画像としてその場所を見ることができる点です。
地図アプリや地図検索システムには、
航空写真に切り替えて表示させることができるものもあります。
しかし、航空写真では細かな現地情報はわかりません。
例えば
- ピンポイントでその土地の現況がどうなっているのか
- 道路に側溝があるか
- マンホールがあるか
- 土地の前面道路に高低差があるのか
などは、航空写真を見てもわかりません。
でもグーグルアースを使うと、そういった情報が入手できることもあります。
農地法の依頼をもらったら、できる限り早く現況を知りたいと思います。
実際の現地確認に行くのは翌日以降になってしまうときでも、
グーグルアースを使ってその日のうちに現況のざっくりした情報を抑えることができるので、安心できます。
グーグルアースの使い方
実際にグーグルアースをどのように使っていくのかを説明します。
まず、グーグル検索で「グーグルアース」と入力して検索して
一番上に表示された「Google Earth」を表示させます。
「世界で一番美しい地球儀」の下、「Earthを起動」 をクリックします。
初めは使い方のナビゲーションが表示されますが、
左側に表示バーが出てきたら、検索マーク(虫眼鏡のようなマーク)を押します。
すると検索バーが表示されるので、検索したい場所の所在を入力します。
農地は検索しても該当無し、となるので、
近隣の住所や所在地など、建物の番地で探しましょう。
すると航空写真に、該当箇所にマークがつきます。
画像は回転して多方向から見られるようになっています。
さらに、右下の人のマークにカーソルを当てて、目的地までドラグすると、
立体的なストリートビューになります。
カーソルを動かすと方向を変えらるので、周囲を見渡すことが可能です。
場所によりますが、宅地化が進んでいるところだと
側溝やガードレール、電柱、道なりや多少の高低差も確認できます。
グーグルアースで情報収集するときの注意点
グーグルアースの画像や情報量はかなり優秀で、これなら現地確認に行かなくてもいいんじゃなかなと思うかもしれません。
ですが、注意点として頭に入れておいていただきたいのは、最新の情報とは限らないということです。
土地の状況は常に変化しています。
グーグルアースで見ると申請地の周りが農地であったのに、現地を確認すると建物が建っていた、ということがあります。
申請地についても、グーグルアースで資材が置かれているのが見えて慌てて現地に行くと、資材はなくなり耕作された状態になっていた、なんてこともありました。
グーグルアースは、申請の基礎情報収集のための1ツールとして大変役に立ちますが、現況と全く同じとは限らないので、その後必ず現地確認を行ってください。
また、グーグルアースのほかにも、申請のための情報収集に役立つツールとして、農地ナビがあります。
農地ナビについての詳細をまとめた記事はこちら「農地ナビを活用しよう」
まだ使用されていない人は、ぜひ活用してみてください。
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