簿記の資格を活かす場所として、一般的に浮かぶのは経理事務や税理士事務所でしょうか。
実は、行政書士事務所でも簿記は大いに役に立ちます。
簿記がわかるとどんなメリットがあるのか 紹介します。
簿記が活きる実務がたくさんある
以下は実際に自分が経験して、簿記が活きると感じた業務です。
- 建設業 変更届
- 産業補助金申請
- コロナ関連など給付金申請
- 酒類販売業免許申請
建設業変更届は
決算書を建設業の科目に振替する業務で、簿記の知識がないと苦しいです。
産業補助金や給付金は
売上前年比などの算出をします。決算書から情報を拾える程度の知識は必須です。
酒類販売は、経営基礎要件の確認をします。
直近3年間 すべて資本金20%の赤字がないか、資本金を越える繰越損失が無いか、など。
事務所の経理に使える
行政書士事務所の多くは個人経営です。
顧問税理士を雇う余裕がなく、
事務所の経理、税金計算、確定申告など自分でされる方も多いです。
自分がいた事務所もしかりで、2名の行政書士が簿記の資格を持っていました。
補助者は就職時に有利
補助者にとっても、簿記の資格があると就職に有利です。
自分が行政書士事務所の就職を希望して、面接を受けにいったときに実感しました。
当時は簿記3級を保持していました。(現在は2級も取得)
行政書士である所長から、「簿記をもっているのか。それはとても助かる」
と言われました。
建設業の業務が多い事務所で、簿記を知らない職員が苦戦していたところでした。
簿記の資格を持っていたことが、採用の決めての1つになったのは間違いありません。
簿記知識のあるなしで実務能力に差が出る
その後、無事採用となり数年して、パート職員の指導をする立場になりました。
何人か教えましたが、簿記知識のあるなしで実務能力にかなり差を感じます。
簿記3級程度の知識がある無しで、業務の理解度・習熟ペースにかなり差が出ます。
3級はそれほど内容も難しくないため、取得にかかる勉強時間もかかりません。
簿記資格がなくても就職はできますが、
補助者として就職を希望する方には、簿記の勉強法を強くおすすめします。
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