パブロフ流の簿記問題集で、簿記を学んでいる方、多いのではないでしょうか。
自分もパブロフ総仕上げ問題集で試験対策をして2021年10月3日、簿記2級のネット試験を受験し合格しました。
その経験をもとに、ネット本試験の問題量や難易度について、パブロフ問題集と比較してみました。
※自分が使用したパブロフ流簿記問題集は、
「2021年度版 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級総仕上げ問題集」の商業簿記と工業簿記です。
難易度は同じくらいか、パブロフ応用問題のほうがやや難しい
そう感じた理由を、パブロフ模擬試験結果と本番の結果を比べて検証します。
解いた模擬試験は以下の2つ、計8回分。
①パブロフ流総仕上げ問題集(商業簿記)の模擬問題 紙2回+ネット試験2回
②パブロフ流総仕上げ問題集(工業簿記)の模擬問題 紙2回+ネット試験2回
上記の模擬試験8回分と本番を比較してみると、
全体的に「本番は思ったより簡単」と感じました。その理由↓
- 模擬試験で90点台は一度だけ → 本番は93点
- 模擬試験の第1問:仕訳問題は一度も満点なし → 本番は満点
- 模擬試験では解き方を悩む問題あり → 本番は全問悩まず解答
- 模擬試験はいつも時間配分ギリギリ → 本番は時間が余る
問題量は、ネット試験本番の方が少なめ
ネット本試験の問題1~5に共通して、パブロフ模擬試験より量が多いものは無かったです。
特に量が少ないと感じた第3問。
決算整理前の残高試算表と決算整理事項に基づいて、貸借対照表を作成する問題でした。
パブロフ模擬試験では、決算整理・未処理事項が10~12項目程度ありますが、本番では8項目ほど。内容も基礎的なものだけでした。
また、残高試算表・貸借対照表の科目の数も、パブロフ模擬試験より少なかったです。
第3問だけで、本番は模擬試験より10分程度早く解答。
パブロフ模擬問題に慣れていれば、時間配分は心配なし
自分は模試問題はすべて時間ぎりぎり、時間が足りない回も。
本試験の時間配分に不安がありましたが、本番はなんと15分ほど時間があまったのです。
理由はこの2つが要因したと考えます。
①問題が基礎的で悩まず解けたこと
②量が少なめだったこと
パブロフ模擬問題に慣れていれば、本番に対応する処理能力は十分あるはず。
パブロフ問題が完璧に理解できていなくても、可能性あり
本番が簡単と感じたのは、パブロフ問題集を完全制覇したからでは?
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
パブロフ総仕上げ問題集の応用問題には、解き方がわからない…
解答を見ても、理解ができない問題もありました。(連結会計は特に)
確実に解ける問題を増やしつつも、克服できない問題も確かに存在していました。
本番2週間前に解いた模擬試験が、合格点にいかないことも。
試験勉強はモチベーション維持が大変。
わからないまま努力するのは、精神的に負担です。
模擬試験で何回か合格点に達するようになったら、本番のレベルと自分の実力を確認する意味で、本試験を受験してみるのも有益だと思います。
簿記2級の試験は難しい、という情報が多いのは?
紙試験とネット試験で難易度が違うという書き込みも目にします。
例えば、2021年2月28日に実施された、第157回の紙試験の合格率は、8.6%という低さ。
日本商工会議所 受験者データ https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data
自分も、本試験のレベルがわからず、その情報に不安になりました。
習熟度にも自身がなく、勉強をやめてしまいたくなることも。
でも今となっては、勇気を出して受験してよかったと思います。
こんな自分でも合格できたので、勉強されている皆さんも、悲観したりあきらめてしまったら、もったいないです。
戦略を立て、対策すれば大丈夫!
70点合格なので、確実に解ける問題で7割、苦手な部分は捨てると思いきるのも戦略の一つ。
ネット試験の形式に慣れておくことも、とても大切です。
パブロフ問題集についている、ネット試験形式の模擬試験を活用しましょう。
もう一つ、当日の試験会場について心得ておくと安心です。
勉強につまづいたり、モチベーション維持に悩んでいる方へ。
自分を助けてくれた動画を3つ紹介しています。良かったら活用してください。
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